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仲島地禄神社 祭礼・神田・境内社

場所
仲畑4丁目12-3
分類No.
歴_0084な

祭礼・神田・境内社

●祭礼
例祭日 四月十五日(春ごもり) 七月十五日(夏ごもり) 九月十五日(秋ごもり) 十月一日(宮座)
宮座株は本家筋二九戸で毎年二戸ずつが当番に当たっていたが、昭和五十三年に拝殿、軒廻り、屋根の改修を行うため宮座株の再編成を行い、分家筋も加入して四六戸になったので、宮座当番は一番座、ニ番座、三番座の三戸一組となり、十一月から翌年十一月までの一年間勤めるようになった。
●神田
神田は神社の東隣の九九番地(現仲畑四丁目九番地)に六畝歩ほどの田があり、宮座当番が耕作して神社祭祀の費用に充てていたが、戦後は座衆の中に非農家となる者が多くなり、耕作不能となったため売却した。
●境内社
(1)虚空蔵堂  仲島村居住庄屋村上善市の日記の明治十年の頃に「当村氏神社内に虚空蔵、毘沙門天、多聞天三仏有之候処、掛り神職大谷満技より相障り候に付、居所替にて重右ヱ門抱え内に安置す」とある。その後再び神社地内に移され、現在は境内東北隅に安置され、祠はコンクリート造りになっている。
(2)藪神様  仲島区と畑詰区の境の小字本光寺の小さな森の中にあったが、昭和四十六年に始まった仲島畑詰土地区画整理で道路敷地となったため、地禄神社境内に移されたものである。藪神は村落や路傍の一隅の藪の中に祭られ、多くは俗信の対象として祟りやすい神とされている。  (大野城市史 民俗編より)