場所
大野城市川久保3丁目
分類No.
歴-0025も

弥生・古墳時代の住居跡

この遺跡は川久保3丁目にある九州電力の変電所構内と
その西側の斜面にあった遺跡で、主に弥生時代と古墳時代の
住居跡が確認されました。
変電所の外側では、合計59基の土坑墓(どこうぼ)・甕棺墓(かめかんぼ)・石棺墓(せっかんぼ)などからなる弥生時代の墓地が見つかりました

弥生時代の墓地の周辺部では、幅約2m、長さ35m以上、深さ60cmの大きな溝状の遺構(いこう)が確認され、溝の底からは弥生時代中期後半の甕棺墓と同じ時期のたくさんの土器が出てきました。これらの土器は当時の日常に使われていたものと異なった独特な形をしたものが多く、作り方も丁寧で、土器の表面が赤く塗られていたが、なかには土器の頸(くび)の部分を打ち欠いていたり、底に穴があけられていたり、一種の加工が加えられていたものも見られました。
弥生時代の祭りや儀式に使われていた土器ではないかと考えられます。