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筒井宝満神社  祭礼 宮田

場所
筒井2丁目8-10
分類No.
歴_し0075つ

筒井宝満神社 祭礼 宮田

●祭礼
例祭は四月十五日(春ごもり)  七月十五日(夏ごもり)  十月十五日(宮座)であるが、近年は氏子に農家が少なくなり、ほとんどの人が勤め人になったため、その前後の日曜日に行なっている。特に十月の宮座は奉納する〆縄の材料にする稲藁が、稲刈機械化のため取り難しくなったことと、〆縄を作れる人が少なくなったことなどのために、十一月の初旬の日曜日に変更している。

●宮田 神社の維持費と宮座の経費に充てるための財産として、宮田を有していた。これらの宮田はすべて小作に出されており、明治四十二年現在で小作米総計二〇俵二合一勺が収納されている。小作の年期は氏子協定により田は五年満期、畑は一〇年満期として、投票により小作人を決めていた。しかし、これらの宮田も戦後の農地改革により、神社財産としての所有ができなくなり、すべて処分されているが、その記録は次の一行があるだけである。「昭和二十三年七月五日 宮の田買収命書裏面別紙森山弥三郎氏より引継ぐ 担当者高田逸夫」(大野城市 民俗編より)