全国初の須恵器窯
6世紀末から7世紀ごろにつくられた、国指定史跡牛頸須恵器窯跡に含まれている窯跡で上大利の三兼池(みかねいけ)公園内に保存されています。
梅頭窯跡の全長は約11.5mと大きく斜面を利用した窯ならではの構造が特徴です。発掘調査で窯内からは大きな石が見つかり、その周辺からは鉄刀(てっとう)・鉄鏃(てつぞく)・須恵器などが出土されています。須恵器の中には、ベンガラという赤い顔料をいれているものもあり、この遺物の組み合わせは極めて珍しく窯がお墓として再利用された全国初の例として話題となりました。平成16年3月に保存と公開の為に覆屋(おおいや)も完成し、見学もしやすくなっています。休日は家族連れで賑わう水と緑豊かな三兼池公園内(大野城市上大利)にあるので、お散歩がてら是非足を運んでみてはいかがでしょうか?