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三角縁神獣鏡

場所
大野城市中1丁目
分類No.
歴-0013さ

神と獣が浮き彫りにされている鏡

古墳時代前期を代表する鏡であり、江戸時代に御陵(ごりょう)古墳群から出土したという記録がある。市指定有形文化財に指定されている。

この銅鏡は直径22㎝であるが、現在8片に分かれており足りない部分もある。御陵古墳群は福岡平野と粕屋(かすや)平野を結ぶルートを見下ろす位置にあり、交通の要衝(ようしょう)に位置している。御陵古墳群を造った勢力はその重要性をヤマト政権から認められ、先進的な文化を古墳時代を通じて積極的に受け入れたと考えられる。現在全国で500面以上が見つかっているが、製作工房や鏡の鋳型(いがた)などはまだ発見されておらず、製作地については議論が続いている。

(大野城心のふるさと館展示) http://www.onojo-occm.jp/