市内最古の絵馬
江戸時代後期の天保2(1831)年に博多の町絵師、村田東圃によって描かれた市内の神社に奉納(ほうのう)されている中で最も古い絵馬である。
『市指定有形民俗文化財』
絵馬に描かれている絵は、旧暦6月の祇園祭の祓い「夏越し祓い」にちなんだ踊りの様子を現わしている。
11人の男女が、手に扇を持ち輪になり右回りに踊っている姿が描かれている。身のこなしや表情から踊っている人物の生き生きとした楽しそうな様子が伝わってくる。
この絵馬は風俗画として当時の習俗、また服装や髪形などを知る上で貴重な資料である。