下大利老松神社
●御神体
本殿内には御神鏡・御神像等次のものが納められている。
・御神鏡 大一面 径二三センチ、正面に祀る。小 台座のみ残っており御神鏡は紛失している。
・御神像 陶製彩色の腰掛姿の二体があり、共に直垂を着て腰に刀を差している。あるいは左大臣右大臣の像ではないかとも考えられる。
・狛犬 木製一対 彩色され像高は三七センチ 陶製三対 阿形一体、呍形二体、像高は共に二三センチ
●祭礼
例祭日 四月中旬(春ゴモリ)
・六月下旬(夏ゴモリ)
・十月一日(宮座)
・十二月(カラシ植付後)
宮座
下大利老松宮の宮座株は十二戸であった。当番は当日神前に供饌し宮座全員が参拝する。宮座餅はつかない。また神宮も招かない。宮座の膳のしきたりはあったが今はその献立表も紛失してしまっている。
(大野城市史 民俗編より)