平野神社
奥宮(おくみや)
仁徳天皇を祀る社殿で、「高き屋にのぼりて見れば煙立つ、民のかまどはにぎはいけり」という仁徳天皇の御製の歌碑があります。
奥宮社
本殿裏山の山頂に石造りの祠があり、間口62センチ、奥行60センチで裏面外壁に明治十六年癸未五月と刻まれている。祠の中には高さ33センチの自然石が御神体として祀られている。この自然石は近年まで平野神社の本殿の中に祀られていたものであり、昭和56年に覆屋を作った時にここに移したものである。覆屋は木造銅板葺きで間口180センチ、奥行180センチあり、昭和56年12月の境内整備の時に建立されたものである。古くは神は山頂に祀られていたのが後に山麓に移されたのだという。このため山麓の神殿を本宮とか新宮とかいうのに対して、山頂には奥宮とか元宮というものがあると考えられている。(資料 大野城市史 民族編より)