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消防ポンプ格納庫

場所
大野城市白木原
分類No.
歴-0041し

金馬簾の表彰がある格納庫

大正末期に白木原に建てられた赤煉瓦(れんが)造りの第二部消防ポンプ格納庫が、平成10年7月に街路拡張に伴って現地へ移設されました。貴重な近代建築ということで、市民の手によって解体され、当時の赤レンガを一部使用して建てられたものです。

現在の大野城市消防団第二分団の前身は、大野村消防組第二部といい、明治26年4月に制定された
「大野村消防組規約」によると、大野村を5区にわけ、瓦田・白木原を管轄するのが第二部でした。
当時は16歳以上45歳以下の男性は必ず組員にならなければならなかったそうです。
格納庫の中には、消防活動の功績を讃(たた)えた金馬簾(きんばれん)授与の表彰状が掲げられています。
通常纏(まとい)には竿頭(かんとう)に種々の飾りや部の名称番号等を書き、その下に馬簾(ばれん)という革などを細長く裁ったものを十数本垂らすが、金馬簾は消防組の人的また機材整備および消防活動の優秀な功労に対して一条与えられるもので、纏に飾ることを許された組の名誉を讃えたものでした。