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瓦田地禄神社 御神体・祭礼・神田・境内社

場所
瓦田2-2-28
分類No.
歴_し0072か

瓦田地禄神社 御神体・祭礼・神田・境内社

●御神体
本殿の中には木彫彩色の御神像が三体ある。その中の二体は同一人の作であり、楠材を使用した座像で、この二神が埴安命と埴安姫命と思われるが、台座の裏には「元禄二年二月吉日福岡本町万細工師四郎兵衛 神直し」と墨書銘がある。もう一体の御神像は衣紋の梅鉢紋から菅原道真公の御神像と考えられる。江戸時代末から明治の初期ごろの作と思われるが、その後衣服部分に補修が加えられた形跡がある。

●祭礼
例祭日  四月十五日(春ゴモリ)  七月十五日(夏ゴモリ)  十月十五日 宮座  
●神田  神社の維持管理及び祭礼の費用に充てるための神田は、小字古川(現御笠川三丁目三番六号)に一反ほどの田があり、昭和六十二年秋まで耕作していたが、御笠川東部区画整理事業終了に伴い宅地化して、ここに二階建ての貸事務所を建築し、昭和六十三年十一月五日から貸与契約を行い、その賃貸料を神社経費に充てている。
●境内社 天神社 {筑前国続風土記附録』、『福岡県地理全誌』及び『福岡県神社誌』には境内社八幡神社とあるが、八幡宮は応神天皇(八幡神)、比売大神、神功皇后の三神を祀るのが原形である。本社の比売大神は宝満神(玉依姫命)をあてている。八幡神は武神として祟められていたため、戦時中は大野村の出征兵士の武運長久を祈る祈願祭は、この地禄神社で行なわれていた。(大野城市史 民俗編より)