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恵比須神社(雑餉隈)祭礼・伝承他

場所
雑餉隈3丁目3-7
分類No.
歴_0082え

祭礼・伝承その他

●祭礼
例祭 四月十日(春ごもり) 七月二十四日(夏ごもり) 十月十日(宮座) 十二月十日~十二日(エビス祭)
宮座は宮座株を持つ家は八戸であった。「シメ打」「宮座膳」などは他地区の神社と大きな違いはないが、ここの宮座膳には「ドジョウ汁」をつけたのが特例である。十二月恵比須祭は「十日恵比須」といい、十二月十日から十二日までの三日間行なわれる。

●伝承その他
高橋善像碑境内東北隅の国道三号線に面して、碑高二七五センチの顕彰碑が建っている。高橋善蔵は宝永六年(一七〇九)那珂郡山田村の農家に生まれる。櫨の栽培を農家の副業にすることを考え、熊本、鹿児島に出かけて研究を行ない、帰村してその栽培を広め農家の収益をあげ、延享四年(一七四七)三九歳の時に「窮民夜光珠」という一巻の書を成し、櫨の栽培法や効能を後世に残した。明治二十九年、郡の廃置分合により筑紫郡となり、郡役所を国鉄雑餉隈駅(現南福岡駅)前に移転することになり、碑は雑餉隈恵比寿須社境内に移設したものである。                     (大野城市史 民俗編より)