祭礼・境内社
●祭礼
例祭日は 四月十五日(春ごもり) 七月十五日(夏ごもり) 九月一日(背中あわせごもり) 十月十五日(宮座)であるが、近年は勤め人が増えたこともあり近い日の日曜日に行っている。宮座株を持つ家は当初の二五戸であり、宮座当番は毎年五戸ずつの持ち廻りとして、畑詰本村地区二組田屋地区三組で組織され、五年ごとに当番に当たることになっている。宮座膳には「エビ」が必ず付けられていた。
●境内社
(1)荒五郎社 拝殿の南西側に高さ一二〇センチのコンクリートの祠があり、地元の人々は荒神さまと呼んでいる。御神体は何も入っていない。荒神は一般には三宝荒神即ち竈神とされている。また、地神、地主神あるいは山の神のような性格を持ったり、一族ごとの氏神的性質もあるというが、激しい性格の祟りやすい神と考えられている。しかし、荒五郎神社の由来について知る人はいない。(大野城市史 民俗編より)